- チャットボットAPIは、あなたのボットをバックエンドサービスとして提供し、どんなシステムからでもHTTP経由で呼び出せるようにします。
- エンドポイントにメッセージを送信すると、構造化されたすぐに使えるレスポンスが返ってきます。
- この仕組みにより、UIの手間がなくなり、チャットボットをウェブサイトやアプリ、デバイス間で柔軟に利用できます。
- APIを使うことでボットのロジックとインターフェースが分離されるため、フロントエンドとバックエンドのチームが独立して作業できます。
チャットボットが質問に答えたり、ロジックを実行したり、どんなアプリやシステムにも組み込める動的な返信を生成したりする仕組みを疑問に思ったことはありませんか?それがチャットボットAPIの役割です。ただし、想像しているものとは少し違うかもしれません。
単にボットをAPIに接続するだけではありません。ボットを作成し、そのボット自体をAPIとして公開するのです。
チャットボットAPIを使うと、誰でもHTTPリクエストを通じてあなたのボットにメッセージを送信でき、構造化されたレスポンスを受け取れます。AIによる会話をウェブサイト、アプリ、音声アシスタント、カスタムワークフローなどに簡単に組み込む方法です。
チャットボットを構築してサポート対応やオンボーディング、完全自律型AIエージェントとして活用する場合でも、APIエンドポイントがあればどこでもチャットボットを利用できます。フロントエンドやUIを一から作る必要はありません。
このガイドでは、プラットフォーム構築者の視点からチャットボットAPIの仕組み、得られるメリット、APIエンドポイントを簡単に公開できる主要ツールについて解説します。
クイック用語解説(中級者向け)
本題に入る前に、この記事でよく使う主要な用語をおさらいしておきます:
- API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース): 一つのシステムが別のシステムとやり取りする仕組み。通常はHTTPリクエストを使います。
- エンドポイント: APIがデータを受け取ったり送信したりする特定のURL。
- HTTPリクエスト: クライアント(アプリやウェブサイトなど)からサーバーに情報を取得・送信するための呼び出し。
- ボットをAPIとして公開する: チャットボットをAPIエンドポイント経由で利用できるようにし、他のツールから直接やり取りできるようにすること。
これらの用語がチャットボットAPIの基本です。システム間でデータを送受信する仕組みに慣れていれば、ボットがバックエンドサービスとして動作する仕組みの半分は理解できています。残りを詳しく見ていきましょう。
チャットボットAPIはどう動く?
チャットボットをAPIとして公開すると、HTTPリクエスト(通常はユーザーメッセージを含む)を受け取り、構造化されたレスポンスを返します。このやり取りはボットのエンドポイントだけで完結し、UIは不要です。APIがメッセージを受け取り、ボットのロジックを通して処理し、システムが利用できる返信を返します。
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内部で何が起きているかを説明します:
システムがリクエストを送信
フロントエンドアプリ、バックエンドサービス、またはWebhookなどが、メッセージやユーザー入力を含むPOSTリクエストをチャットボットのAPIエンドポイントに送信します。
プラットフォームが入力を受信
リクエストはシステム内のボットロジックにルーティングされます。ここにはコンテキスト管理、メモリ、ユーザーデータ、メタデータなどが含まれる場合もあります。
チャットボットがメッセージを処理
プラットフォームがAI(LLMなど)、意思決定ロジック、または組み込んだツール(計算機、APIコネクタ、ワークフローなど)を使ってメッセージを処理します。
レスポンスが生成される
ボットが構造化されたレスポンスを作成します。プレーンテキストの返信、ボタン付きのJSON、カスタム命令など、APIスキーマに応じて様々です。
APIが返信を返す
呼び出し元のシステムがチャットボットのレスポンスを受け取り、チャットUI、アプリ、音声アシスタント、バックエンドフローなど、好きな形で利用します。
この仕組みにより、チャットボットは柔軟かつ移植性の高いものになります。フロントエンドを内蔵する必要がなく、HTTPリクエストを送れる環境ならどこでも使える独立したサービスになります。
なぜチャットボットをAPIとして構築するのか?
チャットボットをAPIエンドポイントとして公開する場合、ビジュアルインターフェースを作るのではなく、どんなシステムやアプリ、ワークフローからでも呼び出せるバックエンドサービスを構築することになります。
このモデルには、特にユーザーに最大限の柔軟性を提供したいプラットフォームにとって、フロントエンドの複雑さを増やさずに済むという大きな利点があります。
軽量な実装
チャットボットはバックエンドで動作し、呼び出されたときだけ応答するため、クライアント側には負荷がかかりません。スクリプトやUI要素も不要で、ウェブサイトやアプリのパフォーマンスに影響しません。
シンプルなHTTPベースのアクセス
HTTPリクエストを送信できるシステムであれば、チャットボットを利用できます。ウェブサイト、モバイルアプリ、社内ツール、WhatsAppフロー、音声アシスタント、ハードウェアデバイスなどが含まれます。
スケーリングと保守が容易
APIトラフィックだけを管理すればよく、セッション管理が必要なUIやリアルタイムソケット接続は不要です。利用状況の監視やレート制限、インフラのスケールも簡単です。
明確なアーキテクチャ分離
フロントエンドチームはインターフェースを構築し、バックエンドチームはシステムを連携します。チャットボットのロジックはAPI経由で独立して管理されるため、統合がシンプルで長期的な保守も容易です。
ボットの挙動を完全に制御
AIモデル、インテントエンジン、カスタムロジック、メモリ、外部APIコールなど、自由に組み合わせてボットを動かせます。リクエストとレスポンスの構造もプラットフォーム次第です。
迅速なプロトタイピングとテスト
UIが不要なので、シンプルなJSONリクエストを送ってレスポンスを確認するだけでボットをテストできます。デザインやフロントエンドの作業を待たずに、デバッグや反復、デプロイが簡単です。
APIアクセス可能なチャットボットプラットフォーム7選
すべてのチャットボットビルダーがAPIとして動作するわけではありません。ビジュアルフローに特化したもの、ライブチャットを重視するもの、メッセージを送信してスマートな構造化レスポンスを返すことに特化したものなど、さまざまです(UIは不要です)。
プラットフォームや製品、社内ツールを構築し、シンプルなHTTPエンドポイントでチャットボットを接続したい場合におすすめのツールです。ローコード、エンタープライズ向け、ボットの思考や応答、スケール方法まで完全に制御できるものなどがあります。
それぞれの比較を簡単にまとめました:
1. Botpress
Botpressは、単なるフォーム型ではなく、エージェントのようなボットを構築したいチーム向けに設計されています。ビジュアルビルダーに加え、高度なロジック、内蔵NLU、開発者向けツールが備わっており、単なる意思決定ツリーを超えた構築が可能です。
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ボットを公開すると、Botpressは即座にAPIエンドポイントを提供します。設定やホスティング、待ち時間は不要です。そのエンドポイントにメッセージを送れば、テキスト、ボタン、ツールのトリガー、フォーム、メモリ参照など、定義した通りの構造化レスポンスが返ってきます。
コントロール性を重視した設計です。ツール連携、データベース接続、外部API呼び出し、会話の一部にLLMを使うことも可能です。しかもUIに縛られません。APIを使ってウェブサイト、モバイルアプリ、WhatsApp、社内ツールなど、好きな場所で利用できます。
主な特徴:
- APIファーストの提供: 作成したすべてのボットにライブAPIエンドポイントが付与され、JSONレスポンスが即利用可能です。
- 内蔵NLU+ツール: LLMプロンプト、API呼び出し、データ取得、メモリ、ツール利用などをプラットフォーム内で設定できます。
- モジュール設計:ボットはフローを使って構築しますが、条件や変数、カスタムコードを使ってどのレベルにもロジックや分岐を追加できます。
- チャネル非依存: UIは不要で、ボットの表示場所や方法を自由に制御でき、バックエンドが処理を担います。
料金:
- 無料プラン: 月額$5分のAIクレジット付き、従量課金制
- プラスプラン: 月額$89でライブエージェント連携と分析機能付き
- チームプラン: 月額$495で高度なコラボレーションとRBAC対応
2. Tidio
Tidioは特に中小企業向けのサポートや営業自動化に特化しています。ライブチャットとチャットボットフローを組み合わせ、チームがコード不要で使えるローコードビルダーを提供しています。

API関連で注目すべき点は、外部API経由でボットを起動したりメッセージを送信できることです。Botpressのような完全な「ボット・アズ・ア・サービス」エンドポイントではありませんが、自動化の構築やメッセージの送信、ユーザーデータのやり取りをほぼリアルタイムで行えます。
すでにTidioをサポート用途で使っていて、バックエンドと一部連携したい場合に便利です。たとえば顧客情報の送信、アクションに応じたフローの起動、CRMとのメッセージ同期などが可能です。
主な特徴:
- ライブチャット+ボットの組み合わせ: よくある問い合わせを自動化しつつ、必要に応じて簡単に人に引き継げます。
- AIチャットボット学習: 自社コンテンツやFAQ、ヘルプドキュメントをもとに学習し、サポートの負荷軽減や迅速な回答に役立ちます。
- APIアクセス: 外部APIを使ってメッセージ送信、会話開始、他プラットフォームからのデータ送信が可能です。
- CRM・EC特化: Shopify、WordPress、メールツールと深く連携でき、オンラインストア運営の中小企業に最適です。
料金:
- 無料プラン: 月50件までの会話が利用可能
- スタータープラン: 月額$29で基本的なチャットボット・API機能付き
- グロースプラン: 月額$59でAI学習や高度なトリガー対応
3. Ada
Adaは大規模運用向けに設計されています。ブランドイメージや顧客体験を損なわずに自動化したいエンタープライズのサポートチーム向けです。

このプラットフォームは完全ノーコードで、ビジュアルフロービルダーと高精度な言語理解を備えています。特に注目すべきはConversation APIで、API経由で会話を完結できる明確なインターフェースが用意されています。
メッセージを送信すると、構造化された返信が返ってきて、それを自由に表示できます。
既存アプリやツールに会話型サポートを追加したい場合に特に便利です。自動化を前提としたワークフロー(チケット振り分け、動的応答、顧客データ検索、CRM同期など)を人手なしで実現できます。
主な特徴:
- Conversation API: チャットボットをUIから完全に切り離せるため、自社システムへの組み込みに最適です。
- 自動化重視のワークフロー: CRMやサポートシステム、APIと連携し、顧客対応を自動化します。
- ブランドコントロール: 地域や製品ごとにメッセージ、トーン、フォールバック動作を簡単にカスタマイズ可能。
- エンタープライズ対応: 複数言語・チーム・連携・コンプライアンスに標準対応。
料金:
- 価格は非公開
4. Intercom
Intercomは長年ライブチャットで知られてきましたが、実は強力なAIチャットボットプラットフォームにも進化しています。特に自社プロダクトにサポートや営業フローを組み込みたい場合に最適です。ボット(「Fin」)はヘルプドキュメントやサポートコンテンツを学習し、複雑な設定なしですぐに問い合わせ対応を始められます。
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Intercomの強みは、自動化と有人対応をシームレスに組み合わせられる点です。Finとサポートチーム間で会話を振り分けたり、顧客履歴を追跡したり、ワークフローをトリガーしたりと、すべて1つのシステムで完結します。初回接点から継続利用まで顧客体験を重視するプロダクト主導型企業に向いています。
IntercomのAPIではカスタムデータ送信、メッセージトリガー、ユーザー情報の更新が可能です。純粋な「APIとしてのボット」モデルではありませんが、必要に応じて複雑なバックエンドワークフローにも組み込めます。
主な特徴:
- AIサポートボット(「Fin」): 既存のナレッジベースをもとに質問に回答。トレーニング不要。
- 統合インボックス: ライブチャット、ボット、サポートツールを1つの画面で管理。
- カスタムAPIフック: ユーザーイベントの送信、メッセージトリガー、会話のバックエンド同期が可能。
- 営業+サポート連携: ボットでリードを選別し、情報付きのチャットをリアルタイムで営業チームに引き継げます。
料金:
- スタータープラン: 月額$39から利用可能
- Finアドオン: AI回答は解決件数ごとの従量課金(例:1件あたり$0.99)
- カスタムプラン: スケールアップやエンタープライズ向けに提供
5. HubSpotのChatFlow
HubSpot CRMをすでに使っているなら、HubSpot ChatFlowsが最も手軽なスタート地点です。連絡先や商談、フォーム、ワークフローと直接連携するチャットボット・ライブチャット機能が標準搭載されており、CRM内でリードの選別やサポート対応が完結します。

この密接な連携が最大の強みです。ボットで連絡先情報の更新、担当者の割り当て、ワークフローへの登録、ミーティング予約などを、HubSpotの画面上でドラッグ&ドロップ操作だけで構築できます。
弱点は、比較的シンプルなフローしか作れないことです。ボットを単独のAPIとして公開することはできず、その場合はHubSpot APIを使って独自に構築する必要があります。
主な特徴:
- ネイティブCRM連携: ボットが連絡先情報、プロパティ、リスト、ワークフローにフルアクセス可能。
- シンプルなビジュアルビルダー: 条件分岐やルーティング、リード獲得ロジックをフォーム感覚で作成。
- マルチチャネル対応: サイト、メール、共有インボックスで利用でき、ライブエージェントへの引き継ぎも内蔵。
- ノーコード自動化: ボットのアクションをメール配信、CRM更新、パイプライン変更に簡単連携。
料金:
- 無料プラン: ライブチャットと基本的なボットフローを利用可能
- スタータープラン: 月額$50でリード振り分け、自動化、ブランディング削除が可能
- プロフェッショナルプラン: 月額$890で高度なロジックやレポート機能付き
6. Dialogflow CX
Dialogflow CXはGoogleが提供するエンタープライズ向けチャットボット構築ツールです。多言語・多チャネル、さらには電話やIVRなど音声プラットフォームにも対応した会話フローの構築が可能です。

一般的なボットビルダーと異なり、Dialogflow CXはステートマシン構造を採用しており、会話の各段階ごとにフロー全体のロジックを定義します。構造化されていて予測可能なため、規制業界や複雑なユースケースに適しています。
APIはセッションベースです。エンドポイントにメッセージを送ると、Dialogflowが応答と更新後の会話状態を返します。フロントエンド(Web、モバイルアプリなど)は自由に制御できます。
主な特徴:
- ビジュアル状態管理: 複雑な分岐やフォールバックも対応したグラフィカルなフローエディタで会話を設計。
- オムニチャネル対応: 1つのロジックでWeb、モバイル、音声、SNSなど複数チャネルに接続可能。
- カスタム実行処理: Webhook連携で外部API呼び出しや会話中のロジック実行が可能。
- 多言語+音声対応: グローバル展開や音声優先の導入に最適。
料金:
- 従量課金制: セッション数や音声処理時間に応じて課金(例:テキストセッション1,000件あたり約$20、音声・電話は追加料金)
- エンタープライズサポートあり(Google Cloud契約経由)
7. Chatbase
Chatbaseはスピード重視で設計されています。自分のコンテンツからGPT搭載チャットボットを作成し、どこからでも呼び出せるAPIエンドポイントを手に入れたい場合、コードを書く必要はありません。
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セットアップは数分で完了。PDFをアップロードしたり、URLを貼り付けたり、Notionと連携するだけで、ChatbaseがOpenAIモデルを使ってボットを学習させます。準備ができたら、どんなアプリやWebサイトでも使えるホスト型APIエンドポイントが提供されます。HTTPでメッセージを送信すると、自社コンテンツに基づいた自然な回答が返ってきます。
多段階フローや複雑な連携には向いていませんが、それが目的ではありません。Chatbaseは、自社コンテンツを理解し、すぐに使えて、どんなワークフローやプロダクトにも簡単に組み込めるスマートアシスタントが必要なときに最適です。
主な特徴:
- 即時ボット作成: ドキュメントをアップロードまたはリンクを貼るだけで、Chatbaseが自動で学習します。
- ホスト型APIアクセス: すべてのボットには、独自のUIやバックエンドから呼び出せるライブエンドポイントが用意されています。
- 埋め込みオプション: サイトに直接追加できる軽量ウィジェットも利用可能です。
料金:
- 無料プラン: 月間400メッセージまで利用可能
- ホビープラン: 月額$19で、アップロード数増加と高速な応答が利用可能
- プロプラン: 月額$49で、APIフルアクセス、高度な設定、さらに多くの利用が可能
APIを使ってチャットボットをウェブサイトに統合する方法
Botpressを使って、完全なAIチャットボットを作成し、数クリックでウェブサイトに埋め込む方法をご紹介します。複雑なフロー構築やフロントエンド設定は不要です。
チャットボットを実際にサイトへ接続する方法が気になる方も、手順はとても簡単です。以下のステップに従ってください:
ステップ1:ボットの指示文を更新する
ボットを開き、サポート、オンボーディング、社内ヘルプなど、用途に合わせて指示文をカスタマイズしましょう。
ステップ2:ナレッジソースを追加する
ドキュメントをアップロードしたり、URLを貼り付けたり、Notionページをナレッジベースに接続できます。これがチャットボットが正確に回答するための情報源となります。
ステップ3:チャットボットを公開・埋め込む
<sty0>公開</sty0>をクリックし、表示されたHTML埋め込みコードをコピーして、ウェブサイトの<sty1></sty1>セクションに貼り付けてください。
特定のウェブサイトプラットフォームにチャットボットを接続したい場合は、数クリックで設定できます。WixチャットボットやWordPressチャットボットの設定ガイドをご覧ください。

チャットボットをAPIエンドポイントとしてデプロイする方法
Botpressでは、独自のロジックやデータと連携したAIチャットボットを設計し、シンプルなAPIやHTML埋め込みで応答させることができます。動作や設置場所は自由にコントロール可能です。
カスタマーサポートボット、オンボーディングアシスタント、社内ツールなど、どんな用途でも、Botpressなら実際の知識とLLMの知能を活用し、あらゆるウェブサイトやアプリに柔軟にデプロイできます。
今すぐ始めましょう — 無料です。
よくある質問
1. チャットボットAPIとWebhookの違いは何ですか?
チャットボットAPIは、メッセージの送信やデータ取得をプログラムから行うリクエスト・レスポンス型のインターフェースです。一方、Webhookは特定のアクション(例:フォーム送信やボットのインテント発火)時に、リアルタイムで指定URLへデータをプッシュするイベント駆動型の仕組みです。つまり、APIは能動的な問い合わせ、Webhookは受動的な通知に使われます。
2. チャットボットAPIは従来のチャットボットUIとどう違いますか?
チャットボットAPIはバックエンドで動作し、JSONなどの構造化データを返すため、どんなインターフェースにも統合できます。従来のチャットボットUI(ウィジェットやメッセージ画面など)は、ユーザーが直接操作するフロントエンド体験を提供し、多くの場合これらのAPIの上に構築されています。
3. チャットボットAPIと会話型マイクロサービスはどう違いますか?
チャットボットAPIは、会話型マイクロサービス(予約や決済など特定タスクを担うモジュール)を公開するためにも使えます。ただし、マイクロサービスは独立したデプロイやオーケストレーションなど、よりアーキテクチャ的な特徴も備えています。
4. チャットボットAPIの不正アクセスを防ぐにはどうすればいいですか?
チャットボットAPIを安全に運用するには、HTTPSによる通信の暗号化、APIキーやOAuth 2.0による認証、レート制限による濫用防止、IPホワイトリストによるアクセス制限、ロールベースのアクセス制御による権限管理などの対策が有効です。
5. 1つのAPIで複数のLLMを使うことはできますか?
はい、ルーティングレイヤーを構築すれば、意図やコスト効率に応じて適切なLLMを選択し、1つのAPIの裏側で複数のLLMを使うことができます。この仕組みにより、フロントエンドや統合側は統一されたインターフェースで各LLMの強みを活用できます。





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