このレッスンで
Botpressで自律ノードを設定する
Botpressで自律ノードを使ったボットを構築するのは、柔軟性と機能性を兼ね備えたシンプルなプロセスです。このレッスンでは、ボットの作成と設定、目的の定義、個性の付与までの手順を紹介します。
ボットの作成
- ワークスペースの準備
まず、ワークスペースで新しいボットを作成します。ボットの目的に合わせて分かりやすい名前を付けましょう。例えば、トラクターの販売・サポート用なら「BP Tractor」などが適しています。 - ゼロから開始
ボットを作成したら、Botpress Studioで開き、「Start from Scratch」テンプレートを選択します。これにより、ボットの設計や機能を自由にカスタマイズできます。
自律ノードの設定
- 自律ノードの理解
デフォルトでボットには自律ノードが含まれています。このノードは対話の基盤となり、必要に応じてカスタマイズできます。 - 役割と動作の定義
ボットに目的を持たせるには、自律ノード内の「Instructions」カードにアクセスします。ここでボットの役割や動作を定義します。例:- 役割:BPトラクターの営業担当者。
- 振る舞い:経験豊富な農家のように話し、農業やトラクターに関する質問に答え、それ以外の問い合わせには丁寧にお断りします。こうした指示を明確に構造化しておくと、後からの修正も簡単です。
- 設定のテスト
エミュレーターでボットと対話し、応答を確認します。最初は曖昧な回答ですが、役割や動作の指示を追加すると改善されます。例えば、「BP Tractorsの親切な営業担当ジョージです」と自己紹介することもできます。
個性の追加
- 詳細のカスタマイズ
ボットの名前などの属性を定義して個性を持たせましょう。これは「Instructions」カード内で、ボット名や自己紹介の仕方を指定することで設定できます。 - ユーザーとのやり取りを強化
個性が明確なボットは、対話がより魅力的になります。例えば、農家の口調を使うことで、ターゲットユーザーに合ったコミュニケーションが可能です。
機能の拡張
基本設定が完了したら、カードを使って自律ノードに追加機能を加えることができます。例えば、データベース連携、ワークフロー作成、人間の担当者へのエスカレーション対応などが可能です。
概要
このレッスンでは、Botpressでボットを作成し、自律ノードを設定し、その役割と動作を定義し、個性や目的を追加するための基本的な手順を解説します。
このコースの全レッスン
